和泉えび『これからエビ飼育を始める方へ~繁殖編&育成編』

izumiebi.jpg
今回は、「和泉えび」さんの「素敵ななえびライフを」シリーズの「繁殖編&育成編」です。
素敵なエビライフを~繁殖編
素敵なエビライフを~繁殖編2
素敵なエビライフを~繁殖編3
素敵なエビライフを~繁殖編4
素敵なエビライフを~繁殖編5
素敵なエビライフを~繁殖編6
素敵なエビライフを~繁殖編7
素敵なエビライフを~育成編
(参照元は「エビでなんとか~和泉えび」)

ざっくり言うと、
 ◆雄は少なめ、雌多めが繁殖のこつ(繁殖編1)
 ◆ケンミジンコがいる水槽には、インフゾリア(稚エビの餌となる微生物)も沸いている(繁殖編5)
 ◆硬度3以上あれば、脱皮不全は防げる(繁殖編7)
 ◆脱皮不全や脱皮直後の★があるときは、水草を減らしてみると良いかも(育成編)

表題をクリックすれば、「和泉えびさん」の記事を読めますので、是非そちらでお読みください。
以下、保存のための抜粋記事です。
**********************************************************************
■素敵なエビライフを~繁殖編
さてさて~
水槽の環境につきまして前回までの記事である程度書けたかと思います
今回から繁殖編ということで
まず絶対にオスとメスのエビちゃんが必要です
雌雄の見分け方ですが
オスは上に向いてるヒゲが長く頭が平べったくてお腹がスリムです
メスは上に向いてるヒゲが短く頭が丸みを帯びててお腹もふっくらしてます
オス
osu.jpg
メス
mesu.jpg
1.5cmくらいになると比較的わかりやすいので
それくらいのサイズから購入を検討してください
過密飼育等でエサを取り合ったりしてますと
ヒゲがちぎれて見分けがつかなくなることがあります
ショップの店員さんに聞くのが一番です
飼育するエビさんの数は以前に書きましたが
30cmキューブ水槽で飼育をしてるといたします
エビさんの数は少なくとも10匹は欲しいとこですので
理想はオス2匹 メス8匹です
エビちゃんは成熟したメスが脱皮前後にフェロモンが出て
オスは興奮状態となり、メスが脱皮すると同時に交配する為に
襲いかかります
脱皮直後のメスは外殻がとても柔らかい状態ですので
オスが襲い掛かってくる度に体力を消耗します
一度交配が終わったオスは満足して別のとこにツマツマしに出かけます
メスも受精出来た時点で物陰に隠れようとします
しかしまだ交配出来てないオスは必死にメスを探します
こうしてメスはどんどん逃げる為に力尽きてしまいます
柔らかい状態で動きが悪くなった途端
他のエビちゃんたちはそのメスをエサという認識になり
食べ初めてしまいます
そうならないように
オスはなるべく少ないほうがいいです
しかしあまり少ないと不発に終わることもありますし
シュリンプ飼育のグレードをあげる作業には
近親交配を続けますので
血の弊害といいましょうか
生殖能力を持たないオスもいます
保険の為に2匹か3匹いると安心です
長くなりそうなので続きは次回に~
そんではまた~
■素敵なエビライフを~繁殖編2
さてさて~
オスとメスの比率について書きましたが
ウチでは60cmでもオスは2匹くらいです
メスは30cmより倍いれます
更に大きな水槽でもオスは2匹~3匹くらいしかいれません
比率というより1つの水槽にオスは2匹~3匹いれば十分だと思ってます
但し、沢山の数のメスを相手に交配を続けるわけですので
オスの寿命は短くなりますよー
前回の記事にて
メスが脱皮してオスが交配したときに抱卵すると書きましたが
正確には卵巣が成熟したメスが脱皮したときに
オスが交配して抱卵します
効率良く抱卵固体を増やすには
生後4ヶ月~6ヶ月くらいのメスを用意して
高たんぱくなエサをあげることだと思います

しかしエサのやりすぎは水質悪化を招きますので
その辺のバランスは難しいかもしれません
抱卵はメス固体の寿命を縮めますので
なるべく若い固体のほうが長く子孫を残してくれます
後は飼育する水槽の大きさと数が関係してきます
小さい水槽で沢山のエビちゃんを入れてる場合は
これ以上エビちゃんが増えると自分達の生活スペースが狭くなると
感じるのか抱卵しにくくなります
ですので30cmキューブでしたら10匹~始めるのが丁度いいと思います
これは稚エビちゃんが大きくなってきたときにも
水槽が手狭になって増えにくくなります
そんではまた~
■素敵なエビライフを~繁殖編3
さてさて~
抱卵について書いてきましたが
基本的にはしっかりと水作りをした水槽に
オスとメスがいれば何もしなくても抱卵します
しかし効率よく抱卵個体を増やしたい場合は
しっかり餌をあげることです
フルボっちんを添加していただいて
消化吸収を高めていただいた後に
高タンパク・高カルシウムな餌のもっさりパウダーを
お使いいただくことで
卵巣の発達が早くなり、連続抱卵個体も増えてきますよー!
親個体だけの水槽の場合は
ウチでは週6日の餌やりしております
固形餌→もっさり→固形餌→もっさり→固形餌→もっさり→休み
こんな感じのローテーションをしております
抱卵個体がしっかりと増えてきたら
今度は稚エビが孵化する為の準備をします
水温にもよりますが大体25日前後で孵化してきますので
ママさんが安心して孵化させる場所を用意する必要があります
モスやマツモなんかの水草を放り込んでおくと
ママさんも孵化してきた稚エビちゃんも安心して隠れることが出来ますよー
次回は稚エビを残す為のお話を~
そんではまた~
■素敵なエビライフを~繁殖編4
さてさて~
今回は稚エビの生存率についてですが
稚エビちゃんが一番残りにくい時期は
産まれて直ぐの1週間くらいの間です
孵化後1週間の間に3回~4回の脱皮をしますが
この時に脱皮をする為に必要となる栄養分が体に補給できないと
脱皮不全や脱皮に時間がかかりすぎる為、体力的に落ちてしまう子が
出てきます
しかし親と同じ餌はまだまだ食べれませんので
水中にいる微生物を食べて脱皮を繰り返しながら
少しづつ大きくなっていきます
一般的にはインフゾリア(ワムシ・ゾウリムシ等)という
単細胞生物群等が餌となってると言われてます
これらは動物性のプランクトンですので
餌となる植物性のプランクトンが生存してないと
繁殖することが出来ません
植物性プランクトンは硝酸塩や窒素などがある状態でしたら
すでに繁殖してる可能性はあります
一般的に光合成をする生物ですので
ライトの無い水槽では十分に繁殖するこが困難だと予想されます
実際ライトを直接当てずに
インフゾリアの餌を与えながら飼育した水槽では
稚エビちゃんの生存率が凄く悪かったです
となりの水槽から漏れ出す光程度では
植物性プランクトンが活発に活動できず
それを餌とするインフゾリアなどが十分に繁殖しなかった為
産まれてくる稚エビちゃんすべてが成長するだけの餌が
足りなかった為だと考えられます
ライトも色々とありますが
水草がある程度生き生きと育つようなライトのほうが
こういう点ではいいかもしれませんよ~
次回はインフゾリアを効果的に繁殖させよー!です
そんではまた~
■素敵なエビライフを~繁殖編5
さてさて~
今回はインフゾリアの効果的な?沸かせ方です
普通に水槽を維持してますと
珪藻と呼ばれる茶色のコケや緑藻と呼ばれる緑色のコケが生えてきますが
このコケには沢山の植物性プランクトンがいます
ちなみに
珪藻はケイ素があると繁殖し
緑藻は硝酸塩やリンが多いと繁殖します
ケイ素は水道水に含まれてますので
その為、立ち上げ時に水道水をいれた時に珪藻がよく出ます
緑藻は生物ろ過が進んできて硝酸塩まで還元されだすとよく出ます
これらの藻は非常に水槽の指標となります
頻繁に水道水で水換えをする場合は
ケイ素が多くなり珪藻が繁殖し
逆に水槽内に有機物がたまりすぎると緑藻がよく増えます
それぞれの藻を見ることで今、何が一番多く出てるのかがよくわかります
話しはそれましたが
コケが出てるってことはインフゾリアの餌である
植物性プランクトンが沸いてるってことです
餌があるということはインフゾリアもそれなりに繁殖しているはずです
インフゾリアは小さな透明の容器で繁殖させますと
白いモヤモヤとなって現れますので
肉眼でもある程度見ることができますが
水槽内だとまったくどこにいるかわかりません
そこでインフゾリア等を餌として繁殖する生物がいるかを見ます
ケンミジンコさんですね~
ケンミジンコは肉食ですので動物性で自分よりも小さい
インフゾリアを捕食します
ケンミジンコはガラス面によくひっついてますので
ガラス面を確認してください
ケンミジンコが確認できましたら
水槽内にインフゾリアがいると予想されます
しかし食物連鎖の世界ですので
餌が少なければケンミジンコも大していてないでしょうし
ケンミジンコが多すぎてもインフゾリアが捕食されて少ないかもしれません
長期にわたりケンミジンコが一定以上の数がいる場合は
このバランスがいい感じでとれてるかもしれません
このあたりは、はっきりと見えませんので
なんとな~くでしか確認は出来ませんが
いざ稚エビちゃんが産まれる時になって
インフゾリアがしっかりと数がいない場合は
十分な栄養を摂取することが出来ません
そこで人為的にインフゾリアの餌となるものを入れて
沢山インフゾリアを沸かすことが必要となります
長くなってきましたので続きは次回に~
そんではまた~
■素敵なエビライフを~繁殖編6
さてさて~
インフゾリアの繁殖についてですが
餌となるものがあれば水槽内で勝手に増えますが
インフゾリアが増えればケンミジンコも増えて
ケンミジンコが沢山増えちゃうと餌であるインフゾリアが減るって
話しを前回いたしました
この食物連鎖のサイクルが落ち着くまでは長い月日がかかると思います
ある程度月日が経った水槽のほうが稚エビちゃんの残りがいいのは
上記のような理由があるからだと思います
そこで出来るだけ孵化前にインフゾリアを繁殖させて
孵化した時にだけ十分なインフゾリアがいることが
理想ではないかと思います
インフゾリアの効果的な餌として
枯草菌の一種である納豆菌等(バチルス)が有名ですが
納豆菌が水槽内で繁殖するには
タンパク質が必要となります
ろ材やソイル等にタンパク質を含む餌の残り等が付着してましたら
十分に繁殖することが出来ますので
自然とインフゾリアも繁殖できるかと思います
ちなみに納豆菌はタンパク質をアミノ酸に分解してくれます
このタンパク質はろ材やフィルターの目詰まりの原因にもなります
分解されたアミノ酸はニトロバクターやニトロソモナスの餌ともなりますので
アンモニアや亜硝酸を分解して、より活発に硝化活動を行なってくれます

これらの相乗効果で水質浄化にとても効果的な菌といえます
ちょこっとバクターには納豆菌等の数種のバチルス菌が入ってまして
更に植物性プランクトン等を発生させる成分も入ってます
ちょこっとバクターをお持ちの方は抱卵が確認できましたら
ちょこっとづつ水槽に添加を始めてください
もっさりパウダーもお持ちの場合は
一緒に添加していただくことで納豆菌の餌であるタンパク質が
もっさり入ってますので納豆菌がしっかりと活動することが出来ます
ウチではこんな感じで孵化前の準備をして
生存率はグっと!あがりましたよー
そんではまた~
■素敵なエビライフを~繁殖編7
さてさて~
前回の続きですが
稚エビは大きくなる為に頻繁に脱皮を繰り返しますが
脱皮するには必要な栄養素をしっかり摂取しないと脱皮不全を起こします
餌で栄養を補給するのはもちろんですが
水槽内の水自体もミネラル成分が必要となってきます
今、水槽の水の硬度がいくつかを計ってみてください
硬度が3以上だと経験上では脱皮不全はしにくいです
もし3に満たない場合は
コントレックスやミネリッチやGHミネラルなどで
数値を調整しながら添加してください
数回にわけてちょっとずつ入れるほうが安全です
またソイルによっては軟水に傾ける性質のものもありますので
添加してから1ヶ月後には再検査が必要です
産まれてすぐの稚エビちゃんは頻繁に脱皮をする為
モスや流木やスポンジフィルター等に隠れて脱皮をしますので
急にいなくなったように感じるかもしれませんが
この時に水槽をいじくりまわさないようにしてください
流木や水草等を動かすとソイル付近にある
汚れが水槽内に舞います
親エビはあまり問題ないのですが
稚エビにはこの汚れがダメージとなります
生後1週間~くらいになると人工餌も食べだしますので
この頃から水を汚さない程度に餌をあげます
エビちゃん自体は水槽内の微生物やコケなんかも食べますので
基本的には餓死しません
(過密飼育の場合は餌が無いこともあります)
しかし体を早く大きくする事が目的の場合は
餌が重要になってきます
2週間もすると同じ日に孵化した固体でも
少し大きさが違う固体が出てきます
沢山、餌を食べれた個体は早く大きくなりますし
逆に食べれない個体は成長が遅くなってしまいます
親エビと同じ固形の餌をあげる場合は
稚エビちゃんにまで餌が十分に行き渡らないことがありますので
2回に1度はパウダータイプの餌をあげてください
パウダー餌の日は固形餌はいれないほうがいいです
次回は体を大きくする為に必要な栄養について~
そんではまた~
■素敵なエビライフを~育成編
さてさて~
稚エビちゃんが産まれると
早く繁殖できるサイズまで大きくなって欲しいと思うのですが
人間は骨が伸びてそれに応じて身長が伸びていきますが
エビちゃんは脱皮をして体を大きくしていきます
脱皮するには体力や栄養が必要ですので
必要な体力や栄養が溜まった時点でどんどん脱皮をしていきます
エビちゃんの外殻は
炭酸カルシウム、たんぱく質、キチン質、色素等の成分で形成されてます
炭酸カルシウムはエビちゃんが脱皮をした後
ソフトシェルの柔らかい状態となりますが
それをもう一度硬くする為に必要な成分です
たんぱく質やキチン質はその外殻を形成する物質で
繊維で出来た何枚ものシート状となります
この成分がエビの殻を厚くしたりします
色素はエビちゃんの色ですね~
赤を濃くしたり黒を濃くしたりするのに必要です
アスタキサンチン等が含まれてます
通常の甲殻類であれば脱皮した後
この脱皮殻を食べることで栄養分を補給できます
しかし水槽内でのブリードのエビちゃんの場合は
脱皮直後は隠れてますので他のエビちゃんに脱皮殻が食べられてしまいます
次に自分が脱皮するまでに他のエビちゃんの脱皮殻にありつければ
脱皮に必要な栄養分が補給できるかもしれませんが
うまくいくかはわかりません
通常、エビちゃんの餌は匂いもきつく脱皮殻よりも
優先的に餌を食べるようになってしまいますので
まずはお使いの餌の成分を確認してみてください
1つの餌だけではすべての栄養素を吸収できないと思いますので
何種類かの餌をローテーションしながらあげるほうが
より多くの栄養が摂取できて早く大きくなりやすいです
エビちゃんは脱皮の後に使った炭酸カルシウムを
また体に留めておかないと次に脱皮した時に
殻を硬くすることができません
炭酸カルシウムは直接吸収するというより
エビちゃんの体内で形成していきます
この時、カルシウムと二酸化炭素を吸収して
体内で炭酸カルシウムを作り出しますので
栄養豊富な水で餌に問題が無くても脱皮不全や脱皮直後に
★になる固体がいる場合は
水草を減らす等して二酸化炭素を確保してみてください
そんではまた~
**********************************************************************
初めて自分の水槽で抱卵個体を発見した日・・・
   初めて自分の水槽で生まれたての稚エビを発見した日・・・
小さな水槽で新たな命が誕生するということに心ときめいたものです。
さて、記事内で書かれていたバクテリアや添加剤ですが、読めば読むほど気になりますね。
「もっさり→固形→もっさり→固形→もっさり→固形→休み」のくだりは小気味よいリズムで、
「ちょこっとバクター」「もっさりパウダー」は、最近リニューアルされたようなので、一度確認されてみてはいかがでしょうか?(参照:13/11/24記事
お買い求めは、『海老プレイス』で。「和泉えび」さんのネットショップです。
「ふるぼっちん」もここで買えるそうですよ。
tyokomossa.jpg
えび速報@管理人♂は、ローキーズ「秘伝の餌」とアクアプランツファームわさび「アルティメットバクター」がメインローテーションです。餌もいろいろあって、どれが良いのか迷ってしまいますね。それもまた楽しかったり・・・。
~えび速報@管理人♂

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です